
富士山頂上到着は、8時過ぎ。2008年8月8日8時8分としておこうかな。
2:40に富士一館を出たわけだから、5時間半歩いたことになる。
昨日は五合目から富士一館までが、3時間弱?
無事頂上に着き、日本最高地点の?トイレに行った。
出てくると、何やらざわざわざわ…
なんと、皇太子さまのお通り!?
たくさんのSPに囲まれて…
登山がお好きだとは聞いていたけど、富士登山?しかも今日のこの時刻?
なんという偶然なんでしょうか!?
さてさて、昨日の17時から何も食べていなかったわけだが、
(あ、途中、「食べる酸素」を食べていました。)
頂上の小屋に入り、朝食をとる。
富士一館で持たせてくれたお弁当なのだが、
私は食欲はあまりなくて、そこでうどんを頼んで食べた。
(せりさんもうどんを食べたが、お弁当2/3とおしるこも食べた)
あとは持ってきたクッキーとM&M。
すっかり元気になって、みんなを驚かせた。
私は、てっきり高山病で危ないのかと思っていたのだが、
頭痛は重いザックのための肩凝りからきているもので、
へばったのは、単に体力?脚力?のなさからだったのか。
ところが、元気に登っていて、到着時も元気そうだったO先生は、
朝食を全く口にできず、なんだか具合が悪い様子。
Itaちゃんによれば、高山病なら、頂上で休んでいても降りない限り直らないとのこと。
富士山火口をひと回りするお鉢めぐりをするのはやめて、
みんなで火口だけのぞいて、下山しようということになった。
そこで、火口の近くに行ったが、これが富士山の頂上にあるのかと
思いもかけない壮大な眺め。
これから、下界から富士山を見たら、あの上にはこれがあるんだなと思うだろう。
対岸には、最高地点の剣が峰であろうというところが見え、お鉢めぐりをする
小さい人影がよく見える。(お鉢めぐりに1時間半ぐらいかかるそうだ。)
みんなで記念撮影した後、下山道へ。(写真はこの時のもの)
9:45に下山の途に就く。下山道はとにかく、急で長い。
下りだから、いい調子で行けるかと思うと、私はなぜか早く歩けない。
どうしてかなと不思議に思いながら歩いているうちに、
急勾配のため、足が滑りすぎないように止めようとするのだが、
登りで疲れ切った私の足は踏ん張りがきかないので、止められないのだとわかった。
しかたなく、すべらないように、ゆっくり足を動かすことになり、
登り同様、またまたスローペースの下りとなってしまった。
ここでもスティックが活躍。
下り用に長さを長めにし、四つ足状態で、黙々と降りていく。
みんなでとる休憩までもたずに、時々、道の途中で立ち止まることも多々あった。
下りは各自のペースで降りるので、休憩しているみんなにやっと追いつき、
休憩して、また出発。
休憩時も、とにかく肩につらいザックをおろし、無言で寝転ぶ。
八合目あたりを歩いているときは、本当につらくて、歩いても歩いても景色も変わらず、
七合目のトイレもはるかかなたに見えたままで、下山できるのかと、またまた心配になってきた。
(頂上でお鉢めぐりしていたら、もっと大変なことになっていただろう)
ここで、緊急事態発生。
わいんの夫が足を痛めたのが発覚。左ふくらはぎの筋がつっぱってしまったらしい。
でもチーム8のメンバーは、Itaちゃんは登山ガイドだし、Kさん、Oさんは体育の先生、
モンチチさん、せりさんは膝を痛めた経験者、という顔ぶれ、
夫の状態は、左の膝だと判断され、せりさんには湿布をもらい、
モンチチさんは、自分は右膝があぶないので、かばって悪くなるかもしれない左膝にも、
両方サポーターをしているけど、そっちを貸して下さることになり、
Itaちゃんは、夫のザックを背負ってくれることに。
なんとありがたいことか!
私は、とにかく、自分は自力で頑張って降りることを全うしようと、
でも、もう高山病になるのでは?という心配はないので、頑張れば行ける!と
ひたすら、七合目トイレを目指して、歩くのであった。
勾配が少しはゆるくなったのか、歩き方に慣れたのか、だんだんつらくなくなってきて、
七合目トイレに着いた時には、お腹もすき、お菓子を食べるほど元気になってきた。
わいんの夫も、なんとか下って来れた。
どうしても歩けなくなったら、ここまでは馬が来てくれて、ここから五合目まで、
乗って行ける。ただし、30000円也!
30000円くれるなら、私がおんぶして降りるとせりさんが冗談を言う。
七合目から六合目で休憩。あと一息。ここで登山道と合流する。
明日明後日は、土日なので、ツアー登山者が続々と登ってくる。
つらい顔は見せられないぞと、意味もなく見栄をはったりして…
六合目からは、途中、下りが上りに変わったりする。
その時の、上り道の楽なことと言ったらない。普通にしていても、ずんずん体が前に行く。
調子よく、出発地点の五合目に、14:30過ぎに到着した。(写真)
振り返ってみれば、5時間かけての下山であった。
五合目で、遅い昼食をとり、河口湖駅行きの路線バスに乗り帰途につく。
河口湖駅で温泉に入っていくというItaちゃん、Kさん、モンチチさん、せりさんに
お別れ。Itaちゃんは、何と明日もガイドの仕事で富士山に登るという!
電車を乗り継いで、最寄駅からタクシーに乗る。
富士山に登ってきたと言ったら、皇太子さまに会いましたか?だって。
今日はずっとそのニュースだったそうだ。帰宅は、20:30だった。
本当に富士山に登って来れたんだと思うと、胸が熱くなってくる。
これも山岳ガイドのItaちゃんをはじめとするチーム8のみんなのおかげ。
この感謝の気持ちをどう表せばいいんだろう。
これからもいろいろなことがあるだろうけど、今回、富士山に登れたことを自信として、
自分を高め、周りの人のことをもっと考える、そんな自分にさらになっていけたらいいなと思う。
最後になったが、吹奏楽コンクール直前で一緒に行けなかった二人の息子を
わざわざ家にきて面倒を見てくれた、私の両親に感謝します。